八王子バイパス、無料化まで1年

八王子市を南北に貫く国道16号線。別名・東京環状とも呼ばれ、横浜市を起点に八王子や川越など都心から30~40キロの都市を結んで横浜市に戻る全長300キロ超の主要幹線道路です(神奈川県の三浦半島と、対岸にある千葉県の房総半島の間は東京湾フェリーで結ばれていますが、起点・終点は横浜です)。
国交省川崎国道事務所のホームページにある通り、横浜―八王子間はかつて八王子街道と呼ばれ(今も名前は残っています)、桑都・八王子から貿易港の横浜まで生糸を運ぶ日本版シルクロードとして発展しました。
このうち、京王線北野駅付近から南大沢エリアの鑓水付近を経由して相模原市の橋本付近にいたる区間は八王子バイパスの有料区間になっています。この区間の料金徴収期限は平成27年10月30日までと定められており、延長されない限り、1年後には無料になります。
ちなみに、最近では同様に料金徴収期間が満了したとして、国道1号の箱根新道が数年前に無料化されています。
これにより、南大沢エリアから八王子市街や中央道八王子インター方面へ向かう場合、これまでの野猿街道や中山経由に加え、八王子バイパス経由のルートが一段と便利になります。また、これまで有料区間を避けていた大型車などが現道からバイパスに移ることが期待され、慢性的に混雑している現道の渋滞緩和も期待できると考えられます。
ただし、このエリアは人口が増え続けており、今後も発展が予想されるエリアですので、大幅な混雑緩和は残念ながら期待薄です(*_*)。
※写真の場所はこちら(京王線北野駅付近)
大きな地図で見る
スポンサーサイト