南多摩尾根幹線道路、多摩で本線着工へ



 南多摩尾根幹線、国道16号方面延伸に着手の続報です。

 写真は多摩市の南野スカイブリッジから南多摩尾根幹線道路の稲城方面を撮影したものです。この区間の特徴ともなっている広々とした中央分離帯にあった土砂が撤去され、中央に仮設の排水設備のようなものが確認できます。

 南多摩尾根幹線道路は、調布市の多摩川原橋を起点に、稲城・多摩・八王子の各市を経由して町田市小山町までを結ぶ全長16.6キロの幹線道路。東京都が多摩ニュータウンと中央道や甲州街道を結ぶ幹線道路として整備を計画したものの、住民の反対運動などもあって長らく側道のみの暫定開通となってきました。

 ただ、環境の変化によって東京都は改めて全線4車線で整備することを決め、本線が未整備の多摩市と稲城市で順次工事を進める方針です。 

 今回、多摩市の多摩東公園交差点―多摩市総合福祉センター交差点で準備工事が終わり、本線の整備が本格化する運びとなりました。 


■多摩市内4車線化、渋滞解消へ


 工事が始まる多摩東公園交差点―多摩市総合福祉センター交差点は、約5.5キロの区間です。

 この区間は多摩市内のニュータウン団地群の南側を走っており、沿線には国士舘大学多摩キャンパスや京王バス多摩車庫などが立地。比較的交通量も多いため、週末などには渋滞も見られます。

 今回の整備によって、多摩東公園交差点から町田街道までの区間の4車線化が完了することになり、多摩市内の渋滞解消が期待できるほか、稲城・若葉台方面および相模原・国道16号方面へのアクセスも格段に向上するでしょう。

■事業完了は令和7年度


 東京都の計画では、事業期間は令和7年度まで。利用者としては一刻も早い完成を願う反面、安全かつ着実な工事をお願いしたいところです。

 今回の工事区間で難しいと思われるのが、写真奥に見える鎌倉街道との交差点、多摩卸売市場前交差点付近です。この交差点は地形を生かして尾根幹線道路が鎌倉街道の上を立体交差で通過する予定なので、橋梁工事が行われることになります。

 写真のような広々とした中央分離帯や良好な見通しも見納めかもしれませんね。


 なお、南多摩尾根幹線道路の多摩市総合福祉センター交差点から西側については、町田市小山町の町田街道までの区間ですでに4車線整備が完了しています。

 一方、多摩東公園交差点から東側の稲城福祉センター入口交差点までの区間は、事業期間は令和11年度までとなっており、整備には時間がかかりそうです。


※東京都の公式プレスリリースはこちら


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京王線がダイヤ改正



 京王線が3月12日からダイヤを改正する、と発表しました。

 京王電鉄の発表によると、今回のポイントは、座席指定の京王ライナーの明大前停車と土休日の増発、および特急列車の停車駅に笹塚と千歳烏山を加えて特急・準特急の種別を統合することです。

 全国的に珍しい「準特急」の種別が廃止されることに、鉄道ファンから惜しむ声が上がっていますが、実態としては事実上の特急列車の準特急降格ですので、多摩地区と都心方面の速達性が下がってしまうのは残念ですね。

 とくに、都営新宿線との分岐がある笹塚駅はともかく、千歳烏山に特急が停車することは調布以西のユーザーにとってはほぼメリットがないだけに残念なところです。


■相模原線は土休日の日中に減便


 多摩ニュータウンを通る相模原線では、土休日の日中に京王多摩センター-橋本の特急が、この区間のみ各駅停車として運転されます。これにより南大沢と橋本の両駅の運行本数は毎時9本から6本に削減されます。

 ダイヤ改正が行われる3月12日は土曜日ですので、以降の週末にお出かけの場合、「いつも通りに駅に着いたのに電車が来ない」ということがないよう、事前に時刻表を確認しておくと安心ですね。

 なお、3月12日以降のダイヤは2月14日から同社ホームページの各駅情報・時刻表で確認できるようになっております。

 

■鉄道各社、コロナ禍で業績低迷


 コロナ禍のリモートワーク普及に加え、政府が乱発する緊急事態宣言や蔓延防止措置に伴って鉄道各社は利用者が大幅に減少。鉄道の運行本数を削減する動きが広がっているほか、西武鉄道がプリンスホテルの資産の一部を売却したり、小田急グループがベーカリーショップ「HOKUO」の営業を終了したりしており、私たちの生活の身近なところまで影響が広がっています。

■相模原線の未来は明るい、かも


 一方で京王線沿線では、明るい兆しもあります。コロナ禍において都心から郊外への人口移転の動きが目立っており、町田市や八王子市、稲城市などでは人口の増加基調が続いています。

 さらに橋本駅ではリニア中央新幹線の新駅建設が進んでおり、京王相模原線は多摩地区や23区西部のリニア利用者のアクセスに寄与することは確実。過去記事「多摩モノレール町田延伸、ルートが決まる」でご紹介した通り、多摩モノレール町田ルートの検討も進んでおり、大型の開発案件が目白押しです。今後の京王線のダイヤは相模原線重視で組まれることになっていくかもしれませんね。

※京王線のダイヤ改正の公式プレスリリースはこちら


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小田急多摩センター駅構内に100時間カレー



 過去記事小田急マルシェ多摩センターいよいよ改装オープンの続報です。

 昨年改装オープンした小田急マルシェ多摩センターに100時間カレー多摩センター店さんがオープンします。

■コンセプトはこだわりのカレーハウス


 100時間カレーはこだわりの材料を煮込んで熟成するため、完成までに長い時間と手間をかけて仕上げるというコンセプトのカレーハウス。

 東京都内ではグルメ激戦地の神田や高円寺に展開しているほか、多摩ニュータウン近隣では国立やイトーヨーカドーららぽーと横浜のフードコートに店を構えています。

■駅東口の改札外からも利用可能


 場所は小田急グループが展開していたベーカリーのHOKUOさんがあった位置です。駅構内側からはもちろん、東口側からは改札外から利用可能なつくりとなっています。

 写真は小田急多摩センター駅の西口改札口から東口改札方向を写したものですが、東口改札に隣接していることが分かりますね。

 

■エキナカでカレーショップ対決


 多摩センター駅のエキナカには、京王線改札正面に同社グループのカレーショップC&Cさんも店を構えているので、うまくすみわけが図れるといいですね。

 100時間カレーさんのオープンは2月9日(水)の予定となっています。今回のオープンにより、一時空き区画が目立っていた小田急マルシェ多摩センター内は区画が埋まった形になりました。この流れが街全体に広がり、賑わいが増すといいですね。


※ 場所はこのあたり


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おおさわたぬき

Author:おおさわたぬき


東京都八王子市の南大沢を拠点にブログをスタート。東京都心から西へおよそ30~40キロ、多摩ニュータウンと周辺エリアの話題を不定期更新でお届けします。

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